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研修プログラム概要
日本精神神経学会専門研修
教授からのメッセージ
初期研修医・医学生のみなさんへ
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実習概要
レポート作成等

 

 年度が変わり、新たな研修先、臨床の場を見つけ異動していく医局員を送別し、同時に外の病院や研修施設から戻ってきて再び当講座で教育・臨床・研究に従事する人たちとの新たな協働が始まります。
 この4月からは2名の専攻医が当講座の研修プログラムに入ってくれます。地域精神医療の役割の中で、大学病院・総合病院と精神科病院、精神科診療所、地域精神保健福祉サービスとの連携を視野に置きながら、まずは、大学病院の精神科医療の中で求められている技術・知識・行動を習得していただけるように医局員だけでなく看護師を始めとした病棟・外来職員とともに支援していきます。
 そして今、当院・当講座での専攻医としての研修の3年が終了した「精神科医」が飛び立ちます。今後、更に新たな技術・知識を習得するとともに、これまでに大学病院での経験を生かした臨床の実践として活躍してくれることでしょう。これにより、島根県内での私達のネットワークが更に広がり、より濃密な連携と機能分担が可能になると期待しております。また、現在も2年目、3年目の専攻医もそれぞれ所属しており、頑張ってくれています。患者に信頼される医師となりつつある彼らが、ますます様々な疾患・状況へと経験を積み重ねていき、大学病院から始めた研修を基盤に視野をさらに広げてもらえればと期待しています。
 大学病院での専攻医プログラムの利点は、複数名の指導医による指導にあります。精神医療も他の領域と同じく、それぞれの医師が専門とする領域があります。大学病院では複数の医師がチームとなり診療に取り組んでおり、複数の領域にわたる専門性を同時に経験することができます。様々な専門性を持つ医師の中での議論に参加でき、精神科医としてのキャリアのはじめから広い視野と高度な議論の中で研修を受けることができます。当然、様々な医師としてのキャリアパスを見ることができますし、この地域・日本・そして世界とのネットワークの中に身をおくことができ、Think Global Act Localを実践することができます。
 今後、精神科医に興味を持っている医学部学生、初期研修医、そして現在、当講座で専攻医として一緒に研修してくれている専攻医、これから更に羽ばたこうとする専攻医プログラムを終了した「精神科医」のすべての精神科医と、島根の医療に貢献できる広く強いネットワークを構築しています。年度末と新たな年度を機会に、その願いをあらためて強くしております。

2019年3月26日記 稲垣正俊 

 

 

  過去のメッセージ

 

  一緒に地域/世界へ貢献していきましょう(2018年11月29日)

  はじめの研修を大学病院で行うことが大切(2018年9月10日)