島根大学医学部附属病院院内移植コーディネーター任命通知書交付式を行いました

公開日 2011年04月27日

(平成23年4月27日:報道発表)

 4月27日(水)医学部長室において「島根大学医学部附属病院院内移植コーディネーター」7名に対して,任命通知書の交付式を行いました。
 2010年7月17日に改正臓器移植法が全面施行され、国内の脳死下臓器提供数は増加傾向にあります。このような状況を受けて、本院では医師2名、看護師2名、医療ソーシャルワーカー1名、事務職員1名、技術職員1名からなる院内移植コーディネーター(以下「コーディネーター」という。)の設置が決定しました。島根県ではコーディネーターの整備が他県に比較して遅れており、当院が県内で初めてコーディネーターを設置する施設となります。コーディネーターの役割には、臓器移植の普及啓発と臓器提供に関わる業務、さらに、臓器移植を施行する病院においては臓器移植に関わる業務が挙げられます。コーディネーターは、臓器提供の意思確認から臓器提供、移植に至る一連の流れに関わり、臓器提供患者やその家族のケアにもあたります。当院は県内唯一の献腎移植認定施設ですので、将来的には献腎移植をうけた患者さんの移植後の経過の確認などの業務を行うことも目標としています。改正臓器移植法が施行され、脳死下臓器提供数は増加しておりますが、臓器提供の総数自体は大きく増加しておらず、慢性的な臓器不足の状況には変わりありません。島根県はこれまで臓器提供数の少ない県に属しており、臓器提供に向けた推進活動もコーディネーターの重要な役割になると考えられます。

ho_110427_1.jpg

ho_110427_2.jpg


【 院内移植コーディネーター 7名 】
  永 井 秀 政 (脳神経外科学講座 准教授)
  小 黒 浩 明 (神経内科 講師)
  山 本 芳 枝 (入退院管理センター 看護師)
  塩 野 明日香 (看護部 看護師)
  春 日 みゆき (医療サービス課 技術職員(MSW))
  米 山 幸 男 (医療サービス課 事務職員)
  平 木 美 穂 (泌尿器科学講座 技術職員)