公開日 2014年08月18日
「夢実現進学チャレンジセミナー」は島根県の主催する事業であり,島根県内の医学部や法学部等の難関大学・学部を志望する高校2年生で合宿を行い,様々なプログラムを通じて夢実現への志を高めることを目的としています。今年は8月4日(月)~7日(木)に開催されました。
このセミナー期間中の8月6日(水),理系の参加生徒31名が医学部を訪れ,医学実習を行いました。
実習の前に想定する疾患の「症例呈示」を受けた後,附属病院で「BLS・蘇生」,「手術見学」,「病理診断」,「画像診断」,「リハビリ実習」の5つの実習プログラムを体験しました。最後に講義「医学の扉」で医師になるために大切なスキルとは何かを学びました。
この日は厳しい暑さの中,朝から夜までハードなスケジュールでしたが,生徒は意欲的に実習に取り組んでいました。実習終了後の懇談会では,アシスタントを務めた医学部学生から「今日の経験を大切にして,高校生活を悔いのないものにしてください。」「島根大学で一緒に勉強ができることを楽しみにしています。」などのアドバイスやエールが送られました。生徒からは「医療の現場を見たのは初めてでしたが,漠然としていた医療へのイメージが明確になりました。」「進路をまだ迷っていましたが,医療への関心が高まりました。」など,医学部進学に向けての熱い感想が聞かれました。
【プログラム内容】
(1)医学部長講義
(2)症例呈示「脳卒中」(神経内科),「前立腺がん」(泌尿器科)
(3)医療現場体験実習 「BLS・蘇生」,「手術見学」,「病理診断」,「画像診断」,「リハビリ実習」
(4)講義「医学の扉」(鬼形准教授)
(5)医師・医学部学生との懇談会
BLS・蘇生実習の様子
手術見学の様子
懇談会の様子