公開日 2011年11月30日
11月19日(土)島根県宍道湖南部を震源とする震度6強の地震が発生したとの想定で,中国5県の24のDMAT(災害派遣医療チーム:医師,看護師,調整員の4~6人で構成)150名が被災地にいち早く集結し,広域的な医療救援活動の実働訓練が行われ,本院のDMATが参加しました。
DMATは,島根県庁内災害対策本部からの衛星電話を使用したEMIS(広域災害救急医療情報システム)により指示を受け,松江赤十字病院,島根県立中央病院,浜田医療センターの各参集拠点病院に急行。各病院の医師等と合流し,けが人の重症度の振り分け,治療,県外への患者搬送の手順を確認しました。また,SCU(広域搬送拠点)の出雲空港に急行した島根大学チーム他25名は,各参集拠点病院からの患者搬送を受け,航空機を使った県外への搬送訓練を行いました。
20日(日)には,島根県立中央病院において,実働訓練の問題点等の報告及び東日本大震災におけるDMATの活動報告が行われ,情報の共有化や連携強化等今後の課題も明確になり,実りある訓練となりました。
搬送された患者の症状を判断し,福岡空港,大阪空港に搬送する手順を確認するSCU本部。
(出雲空港内)