中国地区DMAT連絡協議会実働訓練にあわせて院内災害訓練を実施しました 

公開日 2016年11月24日

 11月12日(土)の8時から15時の間、本院において、中国地区DMAT連絡協議会実働訓練にあわせた院内災害訓練を実施しました。
 今回の訓練は、島根県内でM7.3の地震が発生し、出雲市では震度6弱が観測され、近隣の基幹病院が災害対応不可という想定に基づき、中国地方のDMAT、出雲消防学校の生徒に加えて、病院の関係者ら約100名が参加しました。
 訓練では地震発生後、院内に「災害対策本部」、「トリアージセンター」、「DMAT参集拠点本部」が設置されました。
 病院長を本部長とする「災害対策本部」では、無線機や衛星電話等により、院内や各機関との情報をやり取りし、院内の被害状況や病床数等の状況、傷病者数の把握等の情報収集を行い、時間とともに刻々と変化する状況は、まさに実戦さながらの訓練となりました。
 病院玄関前に設置された「トリアージセンター」では、運ばれてくる傷病者に対し、迅速に重症度や治療優先度を判定し、その後の処置や搬送等を行うことができるかどうかの訓練を行いました。
 今後振り返りを行い、今回の訓練により明らかになった「錯綜する情報の整理と記録」「重症外傷患者に対する手術に必要な血液製剤と医薬品の確保」「長時間にわたる災害対応要員の配置と交替」等の問題点を教訓として、マニュアルを根本的に見直し、災害時に円滑に対応できる体制づくりに取り組んでいきます。

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災害対策本部での情報収集と指示

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トリアージセンターでの処置


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赤エリアでの治療優先度等の検討

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参加者による訓練の総括