入院中の子どもたちのために「こどもの日 花火大会」が行われました

公開日 2017年05月15日

 5月5日こどもの日、出雲市内を流れる神戸川の中洲から打ち上げられた花火が、春の夜空を美しく彩り、入院中の子どもたちを明るく照らしました。

 「こどもの日花火大会」は、出雲市大社町在住の花火師 多々納恒宏さんらのボランティアグループ「こどもの日花火の会」が2007年から毎年開催しているもので、今年で11年目になります。季節外れの花火ですが、地元では、「子どもの日の花火」として親しまれるようになりました。
 この花火大会は、5月の連休に自宅に帰れない、島根大学病院に入院する小児患者さんとその家族を励まそうと、多々納さんが発案し、始めたものです。当初は、子どもの日にちなみ55発としていましたが、この活動を知った方から支援や寄付が集まり、昨年の10年目の記念には550発、今年は250発を打ち上げました。

 夜8時から打ち上げが始まり、小児病棟6階プレイルームに集まった小児入院患者とその家族は15分の楽しいひとときを過ごしました。神戸川側の花火師から送られた終了の合図に、プレイルームからは、懐中電灯の光で「ありがとう」の気持ちを送りました。

 生まれてまもなく入院し、今年6歳を迎えた男児の母は、「毎年、この日を元気に迎えられるのが何より嬉しい。今年は花火が上がるたびに笑っていました。」と話していました。
 足のけがで入院していた中学1年男子は、「入院が延びてしまったが、この花火が見られたのは嬉しかった。初めは少しずつ上がっていたが、最後の連発はすごい迫力でびっくりした。」と明るい笑顔を見せていました。

 

こどもの日_20170505花火を楽しむ小児患者と家族

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