出雲市民フォーラム「島根大学病院の今と最新治療」を開催しました

公開日 2017年05月31日

 5月21日(日)医学部臨床小講堂において、出雲市民フォーラム「島根大学病院の今と最新治療」を開催し、出雲市内外からの103名の参加者が、3つのテーマ、各20分の講演を熱心に受講しました。

 初めに、脳神経外科 秋山恭彦 教授が『脳卒中は時間との戦い!』と題し、脳卒中の症状や特徴を挙げ、「緊急カテーテル手術」の実際の映像を通して、超緊急治療の重要性を解説しました。
 その後、最新医療「頚動脈ステント留置術」について詳しく説明し、当院ではすでに400例以上の実績があることを紹介すると、参加者からは驚嘆の声が聞かれました。
 まとめとして、秋山教授は、「脳卒中予防は、生活習慣病管理が大事である」と締めくくりました。

 次に、循環器内科 田邊一明 教授が、『心筋梗塞で命を落とさないために』というテーマで、急性心筋梗塞の症状と「冠動脈カテーテル治療」について解説し、当院での治療成績を紹介しました。様々な疾患に共通する危険因子である喫煙を控えることが、心筋梗塞の予防にもつながると話すと、参加者は大きく頷いていました。

 最後に、高度外傷センター長 渡部広明 教授が、『命を守ります!外傷救命のスペシャリスト:高度外傷センター』と題して、「高度外傷センター」について話しました。平成28年4月のセンター開設以来、スピーディーな専門的外傷診療が可能になり、昨年度の外傷診療実績は外傷搬送件数772件、総救命率は99.4%であったことなどを紹介しました。

 講演終了後の質疑応答では、次々と挙手があり、病院長と各担当講師が一つひとつ回答しました。
 参加者からは、「島根大学病院(の医療)が高度に進んでいることを認識し、安心しました。」との感想を多数いただきました。

 

 

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井川病院長の挨拶

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講演風景


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脳神経外科 秋山恭彦教授
『脳卒中は時間との戦い!』

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循環器内科 田邊一明教授
『心筋梗塞で命を落とさないために』


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高度外傷センター長 渡部広明教授
『命を守ります!外傷救命の
スペシャリスト:高度外傷センター』

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質疑応答の様子
(左から井川病院長、秋山教授、
田邊教授、渡部教授)