公開日 2017年10月06日
9月24日(日)、松江テルサにおいて「松江市民フォーラム『島根大学病院の最新治療』2017 秋」を開催し、129名の参加者がありました。
松江市民フォーラムは、昨年から年2回開催しており、今回で3回目となります。
井川幹夫病院長の挨拶の後、3人の講師が当院の最新治療について分かりやすく講演しました。
始めに、呼吸器・化学療法内科の礒部威教授が「肺がん」や「気管支喘息」、「肺線維症」などの呼吸器疾患の原因・症状・治療法を説明しました。
続いて、脳神経外科の秋山恭彦教授が、「当院で行っている最新の脳神経外科治療について」と題し、「クモ膜下出血」、「脳動脈瘤」、「脳梗塞」の症状と治療法を説明した後、出血を最小限に抑える手術など、当院で行っている最新の手術を映像で紹介しました。
最後に、眼科の大平明弘教授が、「糖尿病黄斑浮腫」に有効な治療法である硝子体注射が高価であることから、アイスランド大学と点眼薬を共同開発し、臨床試験で大きな効果が実証されていることが報告されました。
参加者は時折頷きながら、終始真剣な表情で講演に聞き入っていました。
講義後の質疑応答は途切れることなく、島根大学病院への関心の高さが窺われました。アンケートには、「たくさんの最新治療を実施していることがわかった」「今後は島根大学病院を受診してみたい」など、多くのコメントをいただきました。
<演題>
- 呼吸器疾患の最先端医療:肺がん、気管支喘息、肺線維症
呼吸器・化学療法内科 教授 礒部 威 - 島根大学病院で行っている最新の脳神経外科治療
脳神経外科 教授 秋山 恭彦 - 糖尿病黄班浮腫の最新治療について
眼科 教授 大平 明弘
講演の様子
質疑応答の様子