公開日 2023年08月10日
7月29日(土)、島根大学医学部臨床小講堂において、出雲市民フォーラム「島根大学病院の最新治療」を開催し、63名の参加者がありました。
本講演は、当院の講師3名が最新治療を市民の皆様に広く紹介するもので、今年度は初の開催となります。
椎名浩昭病院長の挨拶の後、今回は、消化器内科、消化器外科、肝・胆・膵外科の最新治療が紹介されました。
始めに、消化器内科の柴垣広太郎准教授が、消化管に発生する「食道がん」、「胃がん」の症状を説明した後、当院における内視鏡機器を用いた診断と治療法を説明しました。
続いて、消化器外科の平原典幸准教授が、低侵襲手術である腹腔鏡手術、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いたロボット手術について説明した後、AI技術を活用した臓器の同定を紹介しました。
最後に、肝・胆・膵外科の日髙匡章教授が、「肝がん」、「胆道がん」、「膵がん」の症状を説明した後、腹腔鏡手術、ロボット手術など、当院で行っている体にやさしい手術を、映像を交えながら紹介しました。
参加者は、時折メモを取りながら、終始真剣な表情で講師3名の講演に聞き入っていました。
講義後の質疑応答は途切れることなく、多くのご質問、ご意見をいただきました。
アンケートには、「先生方に分かりやすく講演していただきとても勉強になりました」、「一度医大で受診して診断をうかがいたいと思いました」など、多くのコメントをいただきました。
次回の市民フォーラムは、8月20日(日)開催予定です。
<演題>
- 「消化管がんの正確な内視鏡診断と低侵襲治療」
消化器内科 准教授 柴垣 広太郎 - 「からだにやさしい手術 ―消化管(食道・胃・大腸)―」
ロボット支援手術推進センター長消化器外科 准教授 平原 典幸
- 「からだにやさしい手術 ―肝臓・胆のう・すい臓―」
肝・胆・膵外科 教授 日髙 匡章
椎名病院長の挨拶
講演の様子
質疑応答の様子(左から消化器外科 准教授 平原典幸、肝・胆・膵外科 教授 日髙匡章、消化器内科 准教授 柴垣広太郎)