10月29日（日）に、島根大学医学部臨床小講堂にて今年3回目となる出雲市民フォーラムを開催しました。今年は当院の最新治療をメインにご紹介しておりますが、今回は「高齢者に多い心臓（血管）と脳の病気～最新の治療戦略～」をテーマに開催し、約120名の方にご来場いただきました。
 
　はじめに、今年7月から着任した心臓血管外科の山﨑（やまざき）和裕教授が大動脈瘤について、次に脳神経内科の長井篤教授が新薬「レカネマブ」が注目される認知症について、最後に今年7月から脳神経外科の教授に就任した高度脳卒中センターの林健太郎教授が脳卒中について、スライドや動画を交えてわかりやすくご紹介しました。

　講話後の質疑応答では、ご来場者の皆さまから「静脈にも瘤ができるか」「睡眠不足と認知症の因果関係について」「脳出血時の症状はどんなものがあるか」など、たくさんのご質問をいただきました。お忙しい中お越しいただきましたご来場の皆さまへ深く感謝申し上げます。

　今後も当院の取り組みや最新治療に関する情報を、市民フォーラムなどを通じて広く発信して参ります。

　次回11/25（土）は心臓（血管）と脳の病気の小児編をテーマとして、小児外科治療に特化したフォーラムを開催予定です。小児外科に関する講演会は開催が少なく、貴重な機会となりますので、ぜひ皆さまのご来場をお待ちしております。

 

 

【10/29　講演内容】

①　「あなたも持っているかもしれない。動脈とこぶの話」

　　　心臓血管外科　山﨑　和裕　教授

②　「認知症早期診断と治療のアップデート」

　　　脳神経内科　長井　篤　教授

③　「脳卒中を知って、予防しましょう！」

　　　脳神経外科　林　健太郎　教授

 

講演の様子
 

質疑応答の様子（左から　椎名病院長、脳神経外科　林教授、脳神経内科　長井教授、心臓血管外科　山﨑教授）


【お問い合わせ】総務課企画調査係　TEL:0853-20-2531・2019