公開日 2010年12月14日
(平成22年12月14日:報道発表)
60年に一度の遷宮「平成の大遷宮」中の出雲大社から医学部附属病院へ,摂社の一つ,「天前社(あまさきのやしろ)」の屋根を覆っていた檜皮(ひわだ)を加工した炭3,130袋の寄贈がありました。
12月14日に出雲大社で山本廣基学長と小林祥泰病院長が,千家尊祐宮司から目録及び出雲大社の神紋が描かれた檜皮炭袋を受取り,感謝状を贈呈しました。
出雲大社は縁結びの神様として有名な大国主命が祭られていますが,神話において白ウサギを助けた「医薬の神」でもあります。また,この度古い屋根を檜皮炭として寄贈いただいた本殿東隣の天前社には大やけどを負った大国主命の治療と看護を行ったとされる「看護の神」・蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)と蛤貝比売命(うむがいひめみこと)が祭られています。
再開発中の医学部附属病院では,この檜皮炭を,防カビや防臭,調湿剤として拝領し,平成23年6月完成予定の新病棟の緩和ケア病室や女性専用病室など合計34病室の天井裏に敷き詰め,炭の持つ調湿作用等に加えて各病室に出雲大社の医薬と看護の神のご加護があることを祈念して,この貴重な檜皮炭を使わせていただきます。
贈呈式の様子
神紋入りの檜皮炭袋
新病棟病室天井への敷設作業
左手前が「天前社(あまさきのやしろ)
」右奥は本殿(現在は遷宮中)