第4回島根大学医学部附属病院経営懇談会を開催

公開日 2011年01月14日

(平成23年1月14日:報道発表)

 去る1月14日(金)今年度で4回目となる「島根大学医学部附属病院経営懇談会」を開催しました。懇談会には,外部有識者として医療法人社団 誠馨会 千葉中央メディカルセンター 和漢診療科 部長 寺澤捷年氏(元富山医科薬科大学医学部附属病院長)及び財団法人 星総合病院 理事長 星 北斗氏(元日本医師会常任理事)をお招きし,本院からは懇談会委員として,小林祥泰病院長・副病院長及び診療科長等のメンバー11名が出席しました。

 当日は,附属病院で昨年新たに設置した320列高性能CT,温熱療法(ハイパーサーミア)装置のほか,6月開院予定の新病棟について視察を行った後,懇談会を開催し,第3回経営懇談会における提言の取組,病院運営改善状況,高度医療人育成事業の取組,地域医療再生事業と医療交流の取組,診療体制整備の取組と附属病院再開発事業の進捗状況,看護職員確保対策の取組など,病院運営全般に亘り,幅広く活発な意見交換が行われ,大変有意義なものとなりました。

 特に星委員からは,診療データベースや治験データベースなどから一元化させた患者基本データベースの構築が,病院医学研究等の発展に繋がるという意見や星病院での過去の経験談など貴重なご意見をいただき,大変参考になりました。

 また,寺澤委員からは,新卒看護師の離職者防止も踏まえた初期研修制度の確立に対し,高く評価を頂くとともに,以後,制度導入の効果について分析を続けていく事の必要性について,ご意見をいただきました。

 今後は,「附属病院経営企画戦略会議」を中心に懇談会の意見を参考に,より一層の改善に取り組むこととしています。

懇談会風景
<懇談会風景>
(正面左:寺澤委員, 右:星委員)

新病棟視察風景
< 新病棟視察風景 >