ワークライフバランス支援室が「大学病院マネジメントセッション」で事例発表しました。

公開日 2011年02月03日

(平成23年2月3日:報道発表)

 平成23年2月3日(木)、茨城県つくば市で開催された平成22年度大学病院情報マネジメント部門連絡会議の中で、大学病院における人材育成や人事制度を検討する「大学病院マネジメントセッション」が実施され、本学からは解剖学講座津森准教授(ワークライフバランス支援室副室長)、医学部総務課安友課長、片寄課長補佐が参加しました。

 今年度のセッションのテーマである「マネジメントを人の視点から考える~個人から組織、それを動かす仕組み」に基づき、人材育成、人事制度、組織の実践など「人」に関する取り組みに関して、事前に全国国公私立大学病院から演題が募集されました。本学からは「ワークライフバランス支援室の取り組み-医療職の就労継続・離職防止から新たなブランド力の確立へ」をエントリーしたところ、セッション当日に会場で口頭発表する機会が与えられる4大学の一つに選定されました(応募演題総数19題)。

 当日は、第1部事例発表において、津森ワークライフバランス支援室副室長が支援室の5つの事業(情報発信・保育支援・相談窓口・キャリア教育・フレキシブルな勤務の紹介と提供を)を紹介し、本学の充実した両立支援策により、出産後の女性医療職の職場復帰がスムーズになったこと、さらに男性職員の意識改革も進んで育児休業取得例もあることなど、事業効果の高さについても説明を行いました。第2部パネルディスカッションでは、本学からは津森副室長と安友総務課長が登壇し、選定4大学を中心に会場の参加者(約220名)も交えて意見交換が行われました。本学に対しては、ゲストの文科省高等教育局玉上大学病院支援室長、座長の東大病院櫛山事務部長をはじめとして、フロアの他大学病院関係者から病児・病後児保育の運営方法や子育て中の女性医師の現状について、あるいは県内各医療機関や自治体との連携などに関して質問が寄せられ、当支援室の活動への関心の高さが伺われました。

 今回「大学病院マネジメントセッション」の事例発表機関の一つに選定されたことは、当支援室の取り組みを他大学病院関係者にPRする絶好の場になっただけではなく、多くの他大学病院関係者と今後も情報交換をしていくことを確認する良い機会にもなりました。

ワークライフバランス支援室の事例呈示
ワークライフバランス支援室の事例呈示

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子