ロボットスーツHALを導入しました

公開日 2011年04月02日

(平成23年4月:最新治療) 

リハビリテーション部 蓼沼  拓、馬庭 壯吉

  今年度よりリハビリテーション部では、CYBERDYNE社が開発した福祉用ロボットスーツHAL ( HybridAssistive Limb)を島根県で初めて導しました。HALは筋活動を表面筋電から検出することで、装着者の意図した動作を読み取り、モーターが連動して機械的に動作のサポートを行います。装置の重さは、機械そのものがささえることで相殺されるため、装着者は感じることなく動くことが可能です。

  福祉用には下肢装着タイプが提供されており、麻痺や筋力の低下などが原因で立ち上がり・歩行が困難となった方に装着することで、歩行獲得にむけた訓練に活用できることが期待されます。すでに全国のリハビリーション施設では採用実績があり、訓練に活用されています。

  本装置は5年間の期間付きレンタルです。リハビリテーションの一環として活用していく予定ですが、研究での活用についてもご相談ください。 

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職員による装着テスト風景