島根大学医学部附属病院に認知症疾患医療センターを開設

公開日 2011年09月01日

 厚生労働省と地方自治体が認知症医療対策として設置を進めているセンターの設置について,島根県は県内における認知症対応拠点として本院を指定し,「認知症疾患医療センター」の運営を委託することを決定しており,来る9月1日付けで本院に同センターが開設されることになりました。

 本院の特殊診療施設として設置される当センターは,かかりつけ医や地域包括支援センターと連携を図りながら,認知症に関する鑑別診断や治療方針の選定,周辺症状と身体合併症に対する急性期治療,専門医療相談等を実施し,認知症の早期発見と適切な治療に取り組みます。また,保険医療・介護関係者への研修等を行い地域の認知症医療に関する連携の中核として機能し,地域における認知症疾患の保健医療向上に寄与します。

 県内の認知症とみられる高齢者は今後増加すると予想されており,認知症に対して不安を抱かれる県民の方々や認知症医療に携わる関係者等へ認知症医療に関する情報の発信を行うとともに,認知症の方が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう行政及び医療機関等と連携した支援のための取り組みが開始されます。

 ☆認知症疾患医療センター 開設のお知らせ(PDF)PDF