第5回島根大学医学部附属病院経営懇談会を開催

公開日 2012年02月24日

(平成24年2月24日:報道発表)

 去る2月24日(金)今年度で5回目となる「島根大学医学部附属病院経営懇談会」を開催しました。懇談会には,外部有識者として医療法人社団 誠馨会 千葉中央メディカルセンター 和漢診療科 部長 寺澤捷年氏(元富山医科薬科大学医学部附属病院長)及び財団法人 星総合病院 理事長 星 北斗氏(元日本医師会常任理事)をお招きし,本院からは懇談会委員として,小林祥泰病院長・副病院長及び診療科長等のメンバー13名が出席しました。

 当日は,視察として,改修が完了した外来棟3階の産科婦人科外来から新病棟3階手術部,9階女性病棟,6階小児センター,5階緩和ケア病棟,2階MEセンター,ICU,HCU,1階救急部,新たに設置したB病棟1階のAiセンターを案内した後,懇談会を開催し,第4回経営懇談会における提言の取組,病院運営改善状況,高度医療人育成事業の取組,医師確保と地域医療支援の取組,診療体制整備の取組,附属病院再開発事業の進捗状況,災害対策の取組みなど,病院運営全般に亘り,幅広く活発な意見交換が行われ,大変有意義なものとなりました。

 特に星委員と寺澤委員の両委員から,看護師の離職率の低下について大きな進歩が感じられ,大変評価できるとのご意見をいただきました。

 また,星委員からは,クリニカルスキルアップセンターを地域医療機関へ開放することが,地域医療全体の技術及び知識向上に繋がり患者満足度に繋がるという意見や,患者家族への教育をさらにもう一歩踏み込んで行う事が在宅医療への架け橋となると言う意見,星総合病院での経験から,メディカルソーシャルワーカーを救急部に配置し救急現場を体験させる事で,介入の早急性や必要性を改めて認識しトラブルが減るなど貴重なご意見をいただき,大変参考になりました。

 今後は,「附属病院経営企画戦略会議」を中心に懇談会の意見を参考に,より一層の改善に取り組むこととしています。

懇談会風景
<懇談会風景>
(正面左:寺澤委員, 右:星委員)

新病棟視察風景
< 視察風景 >