腹腔鏡手術への3D(立体構築画像)カメラの導入について【10/28記者会見】

公開日 2015年10月30日

本大学病院は平成27年10月に、臓器の立体観察が可能な外科手術用3D内視鏡システムを2機導入しました。本3D内視鏡システムを2機備える施設は、中国・四国地区では初めてとなります。

〈3Dカメラの特徴〉
① 奥行きのある3D映像で、対象臓器の立体的な空間把握が可能
② 外科手術用3Dカメラとしては世界初の先端湾曲機能を搭載
③ ピントが合いやすく、広角視野の描出が可能

〈3Dカメラの効果〉
① がん治療の成績向上が期待される
② 手術時間の短縮が期待される
③ 合併症の軽減・在院日数の短縮・医療費の削減が期待される
④ 教育的効果が期待される

 今後、消化器外科疾患を中心に3Dカメラを用いた内視鏡外科手術を導入し、よりリアリティーのある視野での安全で精度の高い手術を行っていきたいと考えています。
 当日、井川幹夫病院長は「質の高い医療を提供することが大学病院の使命であり、さらに優れた本院の治療を県民の皆さんに受けていただきたい。」と述べました。

(記者会見の様子)

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向かって左より 
田島 義証(たじま よしつぐ) 教授、井川 幹夫(いがわ みきお) 病院長、平原 典幸(ひらはら のりゆき) 講師

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腹腔鏡手術の3Dカメラのシステムについて説明する平原講師(写真左)