【記者会見】手術合併症を防ぐ!口腔ケアセンターを設置しました

2019年5月14日

 「周術期」とは、手術とその前後(入院から回復まで)の時期を指す言葉です。
当院では、平成30年11月に「周術期管理チーム」を設置し、医師だけでなく、看護、薬剤管理、リハビリテーションなどの専門家が連携して、術後の合併症の防止に取り組み、周術期の口腔機能管理は、歯科口腔外科の歯科医師、歯科衛生士が行ってきました。
口は常に外界と接しているため、体内でも細菌が多いところです。患者さんが、口内を清潔にしないまま手術に臨んだ場合、口内の細菌が原因で肺炎などの合併症が引き起こされるリスクが高まります。一方、口腔ケアを行った場合には、胃がんや食道がん手術後の肺炎リスクが低下し、術後30日以内の死亡が減少するなどの効果が報告されています。
これまでは「周術期管理チーム」の役割の一つとして、歯科口腔外科で周術期の口腔機能管理を行っていましたが、手術件数の増加により、院内すべてのニーズに対応しきれなくなっていました。
そこで、歯科衛生士を増員するとともに、全身麻酔を受けるすべての患者さんの口腔ケアを行う診療支援施設として「口腔ケアセンター」を設置することとし、記者会見を平成31年4月5日に行い、令和元年5月1日より、本格的に運用を開始しました。
「口腔ケアセンター」と「周術期管理チーム」は連携を密にし、術後の手術合併症のさらなる低減を目指します。


歯科会見
記者会見の様子    (左より)歯科口腔外科 助教 松田 悠平、口腔ケアセンター長 歯科口腔外科 准教授 管野貴浩、病院長 井川 幹夫、集中治療部 准教授 二階 哲朗、歯科口腔外科 歯科医員 服部 政義

歯科説明
周術期の口腔機能管理についての説明

管野准教授・松田助教
口腔ケアセンター設置について説明する口腔ケアセンター長 管野 准教授(右),松田 助教(左)