呼吸器外科の診療体制が新しくなりました

公開日 2021年11月10日

 この度、循環器・呼吸器外科学のユニットから呼吸器外科学が独立し、山根正修教授が着任し、診療を開始いたしました。

 呼吸器外科では、ご紹介、来院頂いた患者さんに病状を丁寧にご説明させて頂き、症例に応じた治療プランをご提供しております。

 また、当科の診療医メンバーは、肺癌・一般呼吸器外科診療以外に肺移植医療にも携わって参りました。将来的には呼吸不全の患者さんに対して当院での移植医療の実施を目指しています。

 出雲地方・島根県の方々を中心に先進的な呼吸器外科治療をお届けします。

 

<肺癌>

縦隔リンパ節転移や周囲臓器に浸潤する進行病変に対しても集学的治療、拡大手術により積極的に根治を目指します。癌の進行に応じて、部分切除、区域切除、拡大区域切除、葉切除、気管支形成術や血管形成術を行います。またダ・ヴィンチ手術によるアプローチができるよう準備しております。
 

<転移性肺腫瘍>

大きさ、個数に関わらず原疾患の性質を考慮し、主診療科と連携しながら肺病変の切除を目指します。

 

<縦隔腫瘍>

胸腺腫、嚢胞性腫瘍や神経原性腫瘍など良性、悪性とも手術適応に患者背景が強く関与するため判断が難しい症例が多いです。縦隔病変がありましたらお気軽にご相談いただければと存じます。
 

<胸腔内病変の生検>

間質性肺炎や診断困難な肺病変に対し、診断と治療を兼ねた切除生検、リンパ腫など縦隔や肺門部リンパ節腫脹に対する生検を行います。
 

<他、手掌多汗症など>

手掌多汗症に対する胸腔鏡下交感神経切断術や漏斗胸に対する胸郭形成術についてご相談ください。
 

<呼吸不全患者に対する移植医療>

COPD、間質性肺炎、肺高血圧症などの呼吸不全患者に対する肺移植の適応などについてお気軽にご相談ください。適応、ご要望に応じて移植医療施設への橋渡しの支援をさせて頂きます。将来的には当院で移植医療を行う準備も鋭意進めて参ります。

 

 

◆問い合わせ先

呼吸器外科外来 担当:成相 

電話:0853-20-2384