島根大学医学部附属病院

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脂肪肝の診断について

公開日 2022年10月12日

 飲酒量は乏しいにもかかわらず、肝臓に脂肪が蓄積する病気が非アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD))です。日本人の約25%がNAFLD に罹患しています。

 NAFLD を診断するためには、脂肪肝であることを診断して、二次性に脂肪肝を来す原因を除外する必要があります。

 脂肪肝は、一般的には通常の腹部超音波検査で肝腎コントラストや深部エコーの減衰から診断しますが、客観性に乏しい診断法です。この度、2022 年2月に保険収載された超音波減衰法による肝脂肪化定量(超音波減衰検査 200 点)によって、客観的な脂肪肝の診断が可能になりました。

 当院では2019 年に超音波減衰量測定による脂肪量評価法(CAP)を導入し、脂肪肝の程度を分かり易く患者さんに説明し、脂肪肝の経時的な変化を評価しています。

 
 

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