「新しいがん治療」に関する市民公開講座を開催しました

公開日 2023年11月01日

 当院先端がん治療センターは、2023 年9月2日に「新しいがん治療」をテーマとした市民公開講座を開催し、乳がん治療、遺伝・ゲノム医療、緩和ケアについて専門家による講演を行いました。

 初めに、当院先端がん治療センター長・腫瘍内科の田村研治教授が、「新しい乳がん治療」について講演しました。当院における最新の乳がん治療体制に関して、①今年当院に「乳腺センター」が設置されたことにより、各診療科・職種同士の連携が密になり、患者さんにより適した治療(集学的治療)が可能になったこと、②内視鏡手術の登場により、乳がんの手術が患者さんにとって負担の少ない手術(低侵襲手術)になっていること、③最新の薬物療法により治療成績が向上していること が紹介されました。

 次に、当院臨床遺伝診療部の荒木もも子看護師・認定遺伝カウンセラーが、「遺伝・ゲノム医療って聞くけど、がん治療とどう関係があるの?」と題し、遺伝性腫瘍の診断、がん遺伝子パネル検査、遺伝子カウンセリングなどについて講演しました。

 最後に、島根県立中央病院緩和ケア科の武田啓志先生が、「がん治療を支える医療」をテーマに、緩和ケアの模擬カンファレンス動画などを交えながら、その目的や必要性について講演しました。

 がんは日本人の死亡原因の第1位です。もし自分ががんになった時は、自分の疾患の内容とその治療法を知った上で、自分で治療を選ぶことができます(shared decision making)。そのためには、がんに関する知見を深めることが重要です。
 「いっしょに考えましょう、がん医療」というテーマを基に、今後も市民公開講座などを通じてがん医療に関する情報発信を行って参ります。

 

乳がん治療
  
お問い合わせ:先端がん治療センター TEL:0853-20-2308