婦人科疾患に対するロボット手術を行っています

公開日 2024年02月27日

 当院産科・婦人科では、子宮、卵巣等の良性及び悪性疾患に対する婦人科手術を、手術支援ロボットを用いて行っています。
 

 現在、婦人科臓器の摘出手術の多くは腹腔鏡手術によって行われていますが、手術支援ロボット(da Vinci)が登場し2018年から保険適用となったことで、現在では良性疾患における子宮摘出、再発リスクの低い早期子宮体癌、骨盤臓器脱に対する仙骨膣固定術の多くをロボット支援手術にて行っています。当科では、産科婦人科内視鏡技術認定医である4名がロボット手術に執刀できる資格を取得し、運用を行っています。
 また、当科には婦人科腫瘍・生殖医療・女性医学における専門医が多く在籍しており、各専門医の意見を集約しながら個別の疾患に応じた最適な術式を選択しています。

 ロボット手術は、手術時の傷が小さくて済み出血も少ないため、患者さんの負担が少ない手術です。また、3D画像をスタッフ全員が共有でき、人の手が届きにくい箇所でも細かい作業が可能で手ブレもないため、安全で正確な手術が可能です。

 

 当院では産科・婦人科以外にも泌尿器科、消化器外科、肝・胆・膵外科、呼吸器外科でもロボット支援手術を行っています。今後も手術支援センター、ロボット支援手術推進センター等と連携し、引き続き安全・安心な医療を提供して参ります。
 

 

ロボット手術イメージ


 

【お問い合わせ】産科・婦人科(外来) TEL:0853-20-2389