能登半島地震による災害派遣医療チーム(DMAT)派遣活動報告

公開日 2024年03月22日

 2024 年1月1日(月)、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)が発生しました。当院災害医療・危機管理センター(DiMCOC) では域外災害モードを発令するとともに、災害派遣医療チーム(DMAT) 隊員は出動に備え待機に入りました。

 

 1月7日(日)に島根県から当院にDMAT隊派遣要請が下り、同日に第1次隊を能登半島に派遣致しました。能登医療圏活動拠点本部において物資調整の本部活動を担当し、1月11 日(木)に帰還いたしました。

 さらに1月10日(水)~ 15日(月)まで第2次隊を現地に派遣致しました。石川県珠洲市の航空搬送拠点臨時医療施設において、関係各機関と連携して搬送調整や診療及び避難者対応にあたりました。さながら病院と同様に、24 時間の看護対応や傷病者の食事介助などを行い、臨時感染症病床においての感染管理も行いました。

 その後も被災地での保健福祉の必要性が高まったため、島根県立中央病院との合同チームを結成し、第3次隊を1月23 日(火)~26日(金)まで派遣致しました。石川県能登町の高齢者施設において現場調査を行い、保健所等と連携をとりつつ、施設支援のために必要な人手や資機材等の調達に尽力いたしました。

 

 今もなお避難生活を余儀なくされている被災者の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復興をDMAT隊員一同心から願っております。
 

 

DMAT派遣イメージ

(派遣先での隊員の様子)

 

 

【お問い合わせ】災害医療・危機管理センター(DiMCOC) TEL:0853-88-3040