小児がん治療中の子どもたちにアヒル型ロボットが贈られました

公開日 2024年06月26日

 皆さんは、自分の気持ちを言葉できちんと伝えることができますか?入院中の子どもたちは、治療や入院生活の中で、「なんで私だけ病気になったの」「もう注射はしたくない」「悲しいけど泣けない」など、複雑な気持ちに直面します。しかし、言語発達途上の年齢の子どもたちや、ネガティブな気持ちを表現するのを遠慮してしまう子どもたちは、自分の気持ちを表に出すことができず、精神的なストレスを溜めこんでしまうことがあります。

 

 過日、アフラック生命保険株式会社から、小児がん治療中の子どもたちに、アヒル型ロボット「My Special Aflac Duck」を寄贈していただきました。このアヒルロボットは、喜怒哀楽などの7つの気持ちを表すカードをアヒルの胸元にかざすと、カードが表す気持ちをアヒル語でおしゃべりします。子どもたちは、自分の気持ちを示すカードをアヒルにかざすことで、自分の気持ちを代弁してもらうことができます。

 

 「My Special Aflac Duck」を受け取った子どもたちは、ワクワクした表情で箱を開け、ふわふわのアヒルをぎゅっと抱っこしていました。今も「My Special Aflac Duck」と一緒に寝たり、ゲームをするときに隣に座らせたり、なでておしゃべりを楽しんだりしています。

 

 子どもたちは、どんな病気や治療に対しても、大人が思っている以上の「がんばる力」を発揮してくれます。今回寄贈頂いた「My Special Aflac Duck」が子どもたちの「がんばる力」の一助となり、これからも小児がんの子どもたちへの理解と支援の輪が広がることを願っています。

 

 

aflacduck贈呈式

贈呈式の様子

アヒル型ロボット

贈呈されたアヒル型ロボット

 

【お問い合わせ】小児科(医局) TEL:0853-20-2221