突然の心停止に対する蘇生力の向上を目指して

公開日 2024年07月02日

 心停止は、どの医療機関のどの部署でも起こりうるものです。突然の心停止に対しては、スタッフ一丸となって迅速に適切なチーム蘇生を行うことが求められます。

 

 院内救急・合併症対策支援センターでは、院内スタッフの蘇生能力の向上を目的としてICLS(Immediate Cardiac Life Support/二次救命処置)コース実習を定期的に開催しています。ICLSコースは、突然の心停止に対して最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得することを目標とした蘇生トレーニングコースで、あらゆる医療従事者が受講対象となります。

 

 このたび、当院高度外傷センターの阿部啓太救命士、松岡冴救命士の2名がICLS インストラクター資格を取得しました。これにより、病院救命士の本来業務である救急現場におけるチーム蘇生力向上はもちろんのこと、インストラクターとして院内や地域の救命の連鎖を拡げる取り組みにも大きく貢献できると考えています。

 

 今後も院内スタッフ一丸となって、予期しない院内心停止ゼロを目指して努力してまいります。

 

 

ICLS実習風景

 

 

【お問い合わせ】Acute Care Surgery 講座(医局) TEL:0853-20-2757