公開日 2024年12月20日
「病理診断」とは、患者さんの体から採取された病変の組織や細胞を顕微鏡で観察し、病変を診断するもので、最終的な診断(確定診断)として重要な役割を果たします。この病理診断を専門に行う医師を「病理医」といいます。
現在、異動などにより当院の病理医が不足しており、医師一人当たりの負担が大きくなっています。そこで、今年5月から隠岐病院との病理診断業務の連携を開始しました。隠岐病院には、過去に当院で勤務歴のある病理医がおり、月に4日ほど当院に勤務いただいています。逆に、当院は隠岐病院の病理カンファレンスや遠隔病理診断のサポートを行い、相互に連携を深めています。遠隔診断については、浜田医療センターともすでに連携しており、成果を上げています。
これらの取り組みにより、病理診断業務の負担軽減が進むとともに、地域医療における診断精度の向上が期待されます。今後も病院間の連携を強化し、より迅速で正確な診断と病理医の負担軽減を目指していきます。
【お問い合わせ先】病理部 TEL:0853-20-2426