島根大学医学部附属病院

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発達性読み書き障害のタブレット学習支援を開始しました

公開日 2025年04月07日

 「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」とは、知的能力に問題がないにもかかわらず、文字の読み書きに困難を抱える障害です。言語に関するさまざまな認知に問題があるため、通常の学校の授業で克服することは難しいと言われています。文部科学省の調査によると、小・中学生の6.5%が発達性読み書き障害を持っていると報告されていますが、不登校の児童生徒を対象にした別の調査では、20.1%にのぼると報告されています。
 
 発達性読み書き障害のお子さんに対しては、パソコンやタブレット端末の代読や文字入力機能を活用した支援が有効だとされています。文部科学省の対応指針(※)では、「読み・書きに困難を抱える児童生徒のために、授業や試験でICT機器の使用を許可したり、筆記に加えて口頭試問による学習評価を行ったりすること」と記載されています。しかし、学校現場でICT機器の導入が許可されている一方で、具体的な使用方法を教えてもらえる機会は非常に少ないのが現状です。
 
 そこで、当院の子どものこころ診療部では、iPad®を活用した遊びや作業を通じて、児童生徒がICT機器に慣れ親しみ、読み書きや記録、探求などの学習に役立つ使い方を理解し、習得できる学習会を開催しています。もし、読み書きに困難を感じているお子さんがいらっしゃる場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

※文部科学省所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針

 

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タブレットイメージ

 

【お問い合わせ先】子どものこころ診療部 TEL:0853-20-2383(小児科外来)