公開日 2025年05月01日
4月26日(土)に医学部臨床小講堂にて、リクエストの多かった「がん」をテーマに、今年度最初の市民フォーラムが開催されました。当日は定員を超える来場があり、関心の高さがうかがえました。
はじめに、病理診断科の新野大介教授が「『がん』とはなにか?」と題し、がんの発生や原因、罹患状況について説明しました。がんは発症から発見される大きさになるまで10~20年かかるため、自覚症状がなくても定期的な検診を受けることや、生活習慣の見直しによる予防の重要性を訴えました。
次に、腫瘍内科の田村研治教授が、がん遺伝子の異常と治療薬の関係を踏まえながら、最新の抗がん剤や副作用を軽減する薬剤、がんゲノム医療について、難しい言葉やしくみを図解を交えてわかりやすく紹介しました。
最後に、放射線治療科の玉置幸久准教授が、放射線治療のメカニズムや治療法の詳細を、実際の症例を交えながら解説しました。治療例の紹介では、患者さんのたばこ歴といった具体的な生活背景にも触れ、参加者の理解を深めました。
質疑応答では、ご自身やご家族の治療に関する具体的な質問が寄せられ、泌尿器科が専門の椎名浩昭病院長も加わりながら、回答しました。最後には、椎名病院長から地域医療を担う当院の役割と現状についての説明もありました。
アンケートでは、「大変わかりやすかった」「質問に親身に答えてくれた」「がんになっても島大病院があるから安心」といった声が多く寄せられました。
次回は6月8日(日)に松江で「救急医療」、8月24日(日)に出雲で「脳」をテーマに開催予定です。

質疑応答の様子

左から 放射線治療科 玉置幸久准教授、
腫瘍内科 田村研治教授、病理診断科 新野大介教授
当日のチラシはこちら
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