公開日 2025年05月08日
慢性腎臓病(CKD)は現在日本人の2,000 万人(成人の5人に1人)が罹患すると推算されており、新たなる国民病として認識されつつあります。CKDは心血管病発症や死亡リスクとも強く関連することが知られており、その対策が急がれています。
そこで、CKD 対策の一環として、腎臓内科・血液浄化治療部が主催し、当院のCKD 患者さんを対象とした腎臓病教室を過日初めて開催しました。今回は、「予防・管理」、「食事療法」、「腎代替療法」についてご紹介し、平日にも関わらず多くの患者さんにご参加頂きました。どの話題においても、活発な質疑応答が行われ、CKD に対する不安や疑問にお答えする貴重な機会となりました。
現在腎臓内科では、出雲市と連携し、地域の医療機関、開業医の方々とCKD 診療の地域連携強化に努めております。今後も、腎臓病教室などの企画を通して、島根県におけるCKD の重症化予防・管理に尽力していきたいと考えております。
【お問い合わせ】腎臓内科(医局) TEL:0853-20-2122