公開日 2025年10月09日
このたび、当院消化器外科の松原毅講師が、日本内視鏡外科学会技術認定制度(胃領域)の認定試験に合格し、技術認定医の資格を取得しました。全国合格率は約30%と難関で、症例経験や学術業績、手術ビデオ審査などの厳格な評価をクリアした成果です。これは、松原医師個人の高い技術力に加え、手術チーム全体の安全管理体制や連携力が認められたものであり、当科における手術の安全性が評価された結果ともいえます。
当科では、胃がん症例のほぼ全例を腹腔鏡下手術またはロボット支援下手術で行っています。これらの手術は「低侵襲手術」と呼ばれ、体への負担の少ない方法です。従来の開腹手術に比べて傷が小さく、体へのダメージが少ないため、傷の回復が早く、術後合併症のリスクが軽減し、入院期間の短縮や日常生活への早期復帰が期待できます。
現在、当科は食道・胃、大腸、肝胆膵の各グループに技術認定医を有しています。万が一、当院で手術になった場合にも、チームで連携し、安全かつ質の高い低侵襲手術体制で対応いたします。
【お問い合わせ】消化器外科(医局) TEL:0853-20-2232