島根大学医学部附属病院

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ASD閉鎖術認定施設に~成人先天性心疾患の治療体制強化~

公開日 2026年02月12日

 心房中隔欠損(ASD)とは、心臓の左右の心房を隔てる壁(心房中隔)に先天的に穴が開いている病気です。穴があいていることで本来の流れが変わり、息切れや心房細動などを発症します。初期は無症状なことが多く、小児期に診断されず成人になってから発見されるケースが少なくありません。ASDは、40歳以上の成人先天性心疾患の35~40%を占めると報告されています。

 かつては開胸手術が唯一の治療法でしたが、近年では外科手術に比べて合併症が少なく、侵襲の少ないカテーテル治療が行われるようになりました。

 当院循環器内科は、昨年、日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)が運用する経皮的心房中隔欠損(ASD)閉鎖術の施設認定を取得し、院内でのASD閉鎖術を実施できる体制を整えました。

 治療の適応については、経食道心エコーなどによる評価を行い、ハートチームで慎重に協議のうえ決定します。治療は超音波ガイド下で安全性に配慮して行い、術後の疼痛軽減・早期離床・入院期間の短縮に努めています。

 医療の進歩により、先天性心疾患をもつ方の90%以上が成人期を迎える時代となりました。1980~1990年代に外科手術を受けた患者さんが現在30~40代となり、再治療や長期フォローが必要となるケースも増えています。当科では、成人先天性心疾患(ACHD)専門外来を設置し、成人期の先天性心疾患の診療に加え、小児科から成人診療へ移行する患者さんも多く受け入れています。お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

ASDに対するカテーテル閉鎖術の流れ

 

【お問い合わせ】循環器内科(医局)TEL:0853-20-2249