看護師の特定行為研修の実習へのご協力のお願い

 看護師特定行為研修の研修生である看護師が患者さんを担当させていただくことについてのお願いを以下のとおりご説明申し上げます。

看護師の特定行為について

 特定行為とは、医師の指示(手順書)に基づいて、看護師が診療の補助を行うことです。
 当院においては、チーム医療推進のため、褥瘡のある患者さんの創傷管理、輸液の補液管理、血糖コントロールが必要な患者さんのインスリン投与量の調整、動脈血液ガス分析等に関しての特定行為を実施しています。

特定行為研修について

 当院は、厚生労働省から「特定行為研修指定研修機関」の指定を受けており、5年以上の看護実務経験を持ち、当院看護師特定行為研修管理委員会の審査に合格した看護師を対象として、看護師特定行為研修を行っています。この研修の一環の実習として、研修生が患者さんを担当し、特定行為を行うことがあります。

以下の事項を守り実習を行いますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

  1. 実習を行う場合、「創傷管理関連」、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」、「血糖コントロールに係る薬剤投与関連」、「循環動態に係る薬剤投与関連」、「動脈血液ガス分析関連」の内容について事前に分かりやすい説明を行い、患者さんまたはご家族の同意を得て実施します。
  2. 患者さんの安全の確保を最優先し、事前に指導医師などの助言や指導を受けて実習に臨みます。
  3. 患者さんとご家族は、実習に関するご意見やご質問があれば、指導医師や研修生以外の看護師などに直接おたずねになることができます。
  4. 患者さんとご家族は研修生が担当することに同意した後も、この実習を拒否することができます。また、拒否したことを理由に治療および看護上の不利益を被ることはありません。
  5. 研修生は、実習期間中に、患者さんやご家族の情報を診療録や看護記録などを通じ、また患者さんやご家族との関わりを通じて取得しますが、取得した情報についてはプライバシーの保護に努めます。