※各部署の情報は2025年7月1日現在です。

センター長 二階 哲朗 教授
合併症対策支援センターは院内急変に対応する Rapid Response System の役割を担います。
院内急変に対応する二つのチームRRTとCCOTの二つのチームが院内急変に対応します。二つのチームが院内で起きる予期しない心停止を予防し、患者予後を改善します。
院内で発症する院内急変の予後は悪く、特に予期しない心停止を避けることが必要になります。院内救急・合併症支援センターでは院内急変に対応するRRS(Rapid Response system)の役割を担います。RRSの役割は患者急変の早期発見と即時の対応、院内急変のサーベイランス・医療従事者の教育など病院を挙げての取り組みが重要と言われています。当院では患者さんのこの状態が危険だと考える臨床状況を決め、その基準に当てはまったとき(院内急変基準図①)にすべての医療者は専門のチーム RRT(Rapid Response Team)に連絡、RRTが初期対応を行います。初期対応後も患者さんの状態が不安定な場合は HCU および ICU に患者さんを移送し引き続き専門チームが継続した医療を行い患者予後の改善を目指します。また院内急変の基準を満たさずとも、医療者が懸念と感じたとき相談する窓口がCCOT(Critical Care Outreach Team)になります。CCOTは集中治療退室後の患者さんや人工呼吸管理を行っている患者さんを中心に定期的に病棟訪問を行い、急変患者の早期発見に努めます。当院ではこの二つのチームが連携しあい院内急変に対応します。
当院では2019年よりRRSを稼働しました。予期しない心停止で発見される患者さんは減少傾向を認め、合併症対策支援センターは患者予後に貢献しています。RRTとCCOT二つのチームは連携しあい対応することが当院のRRSの特徴です。定期的に院内急変の傾向をサーベイランスし、どのような対応が院内に必要か協議します。また院内急変に関する医療者に対する教育にも力をいれています。RRSの普及活動のため新職者への研修、また実際におきた急変事例の振り返り、そして実際の急変対応・蘇生がスムーズにできることを目的とした急変セミナーや(写真②)ICLSのセミナーを定期に開催します。このようなセミナーでは積極的にシミュレーション教育を取り入れ効果的な教育が展開されます。RRSの活動により予期しない入院患者さんの死亡は減少し、合併症対策支援センターでは院内急変への対応は患者予後の改善だけでなく、院内で働く医療者が安心して医療ができることを目指します。

