※各部署の情報は2026年9月1日現在です。

診療科長・センター長 和田 耕一郎 教授
尿路性器がん、腎移植を含めた腎代替療法、下部尿路疾患、尿路結石症、尿路感染症、
男性機能・不妊症など、幅広く泌尿器科診療を行っています。
「地域医療と先進医療の融合」を目標に掲げ、島根県全体を支えられる医療体制の構築を目指しています。
尿路性器がんに対しては抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬といった薬物療法や「がんゲノム医療」、ロボット手術・腹腔鏡手術・開腹手術・経尿道的手術などの手術を実施しています。また、がん診療に不可欠な緩和医療にも取り組んでいます。腎不全に対する腎代替療法は、腎移植センターを設置して腎移植に取り組み、地域医療として透析医療にも取り組んでいます。前立腺肥大症や尿路結石症に対しては、薬物療法はもちろんのこと尿路内視鏡手術を積極的に実施し、対外衝撃波結石破砕術も継続しています。感染症に対しては抗菌化学療法や必要に応じた尿路ドレナージ手術を、男性機能低下症には薬物療法のほか、不妊症には精巣内精子採取術や、精索静脈瘤に対する顕微鏡下低位結紮術を行っています。これら多くの泌尿器科疾患に対し、一般診療に先進医療を取り入れ、皆様に安心して安全な治療を受けていただけるよう、医局員一同、誠実で丁寧な医療を心がけています。
前立腺がん、腎がん、膀胱がんには、ダ・ヴィンチXi を用いたロボット手術を行い、腹腔鏡手術とともにがんの根治性とQOL の維持を目指した低侵襲手術を行っています。また、前立腺癌に対する小線源療法やスペーサー留置にも対応しています。進行がんや再発がんに対しては、県内唯一の都道府県がん診療連携拠点病院として、他の診療科と協力して拡大手術を行い、薬物療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。
腎移植は泌尿器科が中心となって腎移植センターの活動を再開し、脳死・心停止ドナーからの献腎移植、親族からの生体腎移植に取り組むとともに、島根県の献腎ドナーに関する啓発活動も開始しています。腎移植によって移植を受ける方の寿命の延長が期待でき、食事や水分制限が緩和され、スポーツや旅行も可能になります。生活の質(QOL)の改善に加え、女性では妊娠・出産、小児では成長発達も期待できます。血液型が違っていても腎移植は可能で、費用面も各種医療制度をご利用いただけます。また、腎動脈瘤や腎動脈狭窄症の方には、腎を一度摘出して処理したのちにご自分の体内に移植する、自家腎移植も実施しています。
最新のレーザーを用いた前立腺肥大症や結石に対する経尿道的手術は年間130 件を超えました。同レーザーを用いた上部尿路上皮がん(腎盂がんと尿管がん)に対する内視鏡治療によって腎臓を残す治療(腎温存療法)を行っています。
