診療科長 楫 靖 教授
画像診断:X 線単純写真、CT、MRI、核医学、超音波、消化管造影の診断を行います。
Interventional radiology(IVR):画像診断装置の誘導下に行う経血管的、あるいは血管以外の管腔、経皮的穿刺注入などの低侵襲的治療を行います。
当科では放射線部で実施されたX 線単純写真、CT、MRI、核医学、超音波、消化管造影の全ての診断を日本医学放射線学会の認定する放射線診断専門医12 名が担当しています。令和6年導入のAI 搭載型CT、3T-MRI 装置、PET-CT 装置などによる高画質画像をもとに放射線診断専門医が読影レポートを作成して、院内外の依頼医に詳細な画像診断情報を提供します。当科では放射線レポートの迅速な対応、検査患者さんへの被ばく線量管理、更には各検査毎の事前チェックなど医療安全に配慮した検査施行が可能で厚生労働省から、高い検査水準に認められる画像診断管理加算4 の認可を受けています。
また、IVR 部門では令和5年に導入された多機能IVR-CT を活用しIVR 学会指導医4名を含むチームで緊急時の迅速で安全な治療に対応し、地域医療に貢献しています。
1)画像診断:当院が受けている種々の指定、すなわち都道府県がん診療連携拠点病院、肝疾患連携拠点病院、認知症疾患医療センター、救命救急センター他における重要な画像診断に迅速に対応しています。
2)IVR:以下の疾患・病態に対して低侵襲治療あるいは診断確定を行っています。
● 慢性下肢閉塞性動脈硬化症
● 肝細胞がん、転移性肝がん、門脈圧亢進症、肺がん、腫瘍
● 画像誘導下生検=肺がん他の確定診断を必要とする悪性腫瘍
● CT ガイド下VATS マーカー留置
● 外傷性動脈性出血に対する血管塞栓術
● 透析シャント不全のバルーン拡張術
● 中心静脈ルート確保