センター長 渡部 広明 教授
1.救急および重症管理を行う部門を統括し、部門間の調整を実施
2.円滑な救急医療と集中治療を提供できる体制の整備
3.効率的な救急・集中治療管理を目指した院内体制の整備
「救急・集中治療調整管理センター」(Emergency and Critical Care Operations Center: ECCOC[ 通称イーコック])は、各救急関連診療部門間の連携調整を図ることで、適切な救急診療を達成するための組織です。ECCOC の役割は、①各専門的救急部門間の円滑な業務の調整、②救急医療における安全で安心な医療の提供、③総合専門部会の開催による業務の効率化促進です。
ECCOC は、多様化する救急医療と集中治療に対して、各専門的救急部門が高度に連携してスムーズでシームレスな医療を提供すること目指した組織です。
ECCOC は大きく3 つの部門から構成されます。救命救急センター、高度外傷センター、高度脳卒中センター、総合ハートセンター、総合診療科の5 部門から成る「院外救急部門」、ICU( 集中治療部)、HCU(ハイケアユニット管理部)、E-ICU(救命救急センター病棟)、SCU(ストロークケアユニット)、MFICU(母体胎児集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)の6 つから成る「重症管理部門」、そして院内救急・合併症対策支援センター(ICSuC) と手術支援センターの2 部門から成る「院内救急部門」の3つで構成されます。
これら3 部門を統括して各組織の横の連携を調整管理する役割を担うのが、ECCOC の重要ミッションとなります。ECCOC を核として院内の救急・集中治療に関わる部門を統括することで、より迅速でシームレスで安全な救急医療の提供を目指しています。