部長 大野 智 教授
専従医師、専従薬剤師、専従看護師2名の計4名の専従者が配置されています。
専任もしくは兼任により、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、技師、技士、事務職員の多職種で構成された部員とともに、患者の安全確保及び医療の質向上を目指しています。
● インシデント事例の収集:
院内で患者に影響があった事例や、ヒヤリとした教訓事例をインシデントレポートから把握しています。また、医療安全管理者による院内定期巡回等により、現場を確認しています。
● 事故再発防止策の検討と周知:
発生した事例を多職種で検討し、医療安全管理委員会で組織的に対策を協議しています。
リスクマネジャー会議、リスクまねじめんと通信等で院内に周知し、再発予防に努めています。
● 事故等事案の報告:
事故等事案が発生した場合は日本医療機能評価機構に報告書を提出しています。
● 医療安全教育研修:
全職員を対象に安全・安心な医療を提供するための研修を企画、実施しています。医薬品・医療機器安全使用研修会を開催しています。
● 医療事故調査制度対象事例への対応:
院内でのすべての死亡事例に関して治療経過の検証をしています。
● 医療安全管理マニュアルの改訂:
医療安全管理マニュアル、ポケットマニュアルの改訂を定期的に行っています。
● 高難度新規医療技術及び未承認新規医薬品等・適応外使用に係る審査:
当院で実施したことのない医療技術であって、難度が高いと判断される高難度新規医療技術を用いた医療を提供する場合の審査を行っています。また、未承認新規医薬品等・適応外使用した医療を提供する場合の審査を行っています。
<地域連携>
2018 年度より医療安全に関する地域連携として、島根県立中央病院との相互チェックを1回/ 年開始しました。また、島根県下の病院とともに地域連携ネットワークの構築を進めています。
<外部監査>
● 特定機能病院間相互のピアレビュー:
特定機能病院間相互のピアレビューでは、医療安全管理のための必要な助言、また現状と課題やグッドプラクティスの共有を毎年行っています。
● 外部監査:
医療安全管理業務の監査・評価のため、外部監査委員会による評価を2回/ 年受けています。