島根大学医学部附属病院

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救急
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肝臓内科

※各部署の情報は2025年7月1日現在です。

肝臓内科_飛田先生

診療科長 飛田 博史 講師

島根県の肝疾患診療連携拠点病院として、様々な肝疾患患者さんをご紹介いただいています。

高齢県という特徴を考慮して、高齢者に負担の少ない医療を心がけると共に、肝疾患に関する様々な啓発活動を積極的に行っています。
 

 

診療内容

 慢性肝疾患の進行度を評価するための侵襲的および非侵襲的検査、B 型・C 型肝炎に対する抗ウイルス療法、肝細胞癌に対する局所治療や抗がん剤(化学療法薬・免疫チェックポイント阻害薬)による治療、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)への専門的治療、肝硬変に伴う胃食道静脈瘤、肝胆道系の急性炎症性疾患の治療を行っています。

kanzou

特徴

 慢性肝疾患の予後を左右する肝線維化の評価は非常に重要です。当科では、非侵襲的に評価可能な超音波エラストグラフィ「FibroScan」を導入し、進行所見がある場合は肝生検による精査と治療介入を行っています。肝炎ウイルス検査は年間約 1 万人が受検し、陽性者には病歴確認・精密検査・抗ウイルス療法を実施しています。肝細胞癌に対しては、肝臓内科で抗がん剤治療(化学療法・免疫療法)、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波焼灼療法を実施しています。外科では手術、放射線科ではカテーテル治療(TACE)、放射線治療科では定位放射線療法を担当しており、これらの診療科と定期的にカンファレンスを行うことで、患者さんに最も適した治療法を多角的に評価・選択しています。さらに、増加傾向にある代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)やアルコール性肝障害にも対応しており、治験や新薬の導入にも積極的に取り組んでいます。