診療科長 鈴木 律朗 教授
貧血、血小板減少、白血病、リンパ腫などの血液疾患の診療を行っています。造血幹細胞移植に関しては、自家末梢血幹細胞移植、血縁同種骨髄移植、血縁同種末梢血幹細胞移植、非血縁者間同種骨髄移植、非血縁者間同種末梢血幹細胞移植、臍帯血移植といった本邦で実施しているすべての移植を実施可能です。
血液疾患全般の診療を行っています。移植件数に関しては、山陰で随一の件数であり、中国地方で5 施設しかないカテゴリー1認定施設です。白血病・リンパ腫・骨髄増殖性疾患といった血液腫瘍に対して、検査部および小児科と連携して本大学でしか実施できないゲノム医療を実施しています。リンパ腫の希少病型に関しては国内有数の知見を有し、セカンドオピニオンや転院治療を受け入れています。新薬の開発のための治験にも多数参加しており、全国規模の臨床研究グループであるJALSG(日本成人白血病研究グループ), JCOG-LSG(日本臨床腫瘍研究グループ:リンパ腫研究グループ)の参加施設として新しい治療法の開発に積極的に取り組んでいます。2021 年から、西日本で数少ないCAR-T 細胞(キメラ抗原受容体改変T 細胞)細胞療法の認定施設になりました。