※各部署の情報は2025年7月1日現在です。
診療科長 礒部 威 教授
すべての呼吸器疾患に対し、専門的な知識、技術を有する専門医が集結しており、
高度な医療が提供できる診療体制が確立しています。
また、診断と治療に際し、院内の他の診療科との連携を行い、
チーム医療を通して最適な医療を提供します。
呼吸器疾患全般の診療を行っています。各領域の専門医を揃え、県内では有数の呼吸器専門施設として、患者さんを受け入れ診療しています。最先端技術の導入と確かな手技でより確実・安全な診断が可能です。その結果はプレシジョン医療と言われる、正確な診断にもとづいた、最良の治療を個々の患者さんに提供することに繋げています。県内の様々なエリアからの患者さんの呼吸器専門診療を継続するために、地元の医療機関との連携に力を入れています。
診断困難な症例や難治性疾患についても、専門医による最新、最適な治療を提供します。呼吸器疾患の診断に必要な精度の高い気管支鏡検査においては麻酔薬を適宜使用し、苦痛を少なくして行います。気管支喘息については、患者さんに応じた吸入薬を、薬局と吸入指導連携を行いながら使用し、難治性の喘息には抗体製剤の使用を個別化医療として行っています。慢性の呼吸器疾患については、呼吸器の機能検査によって、病状の把握を行い治療に反映します。最近増加している間質性肺炎や、非結核性抗酸菌症の専門外来を設置しておりますのでいつでもご相談ください。がん薬物療法は特に肺がん、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍について専門的な薬物療法(免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬を含む)、分子標的治療、外来化学療法を行っており、セカンドオピニオンも受け付けています。高齢者が多い肺がんは、効果が高い新規薬剤が次々と承認されており、当科では高齢者機能評価を実施し最適な治療方法を検討し提供することが可能です。