島根大学医学部附属病院

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〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
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救急
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膠原病内科

膠原病内科_一瀬先生

診療科長 一瀬 邦弘 教授

島根県内唯一の入院ベッドを有する膠原病内科診療病院として、県内全域の膠原病医療を支えています。

 

診療内容

 当科が扱う疾患の中には比較的頻度が高くcommon disease とされる関節リウマチから、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、全身性血管炎、多発性筋炎・皮膚筋炎、ベーチェット病、成人発症スチル病など特定疾患( 難病) に含まれるような疾患まで様々な疾患が含まれます。また、膠原病は特定の臓器にとどまらず全身臓器に及ぶことも特徴であり、早期に正しい診断を下し、適切な治療法を選択することが長期予後改善のためには重要です。
 当科では、関節リウマチの診断に際しては積極的に関節エコーを実施してより早期に診断を行い、その他の膠原病についても他の診療科と緊密に連携することで、正確な診断に努めています。この領域は新しい治療薬が次々登場し、治療法は目覚しく進歩しています。また、膠原病は一生付き合っていかなければならない疾患です。患者さんの要望をよく聞きながら、お一人お一人の将来を見据えてベストな治療が提供できるよう、日々努力しています。

 

特徴

 関節リウマチの治療においては、メトトレキサートを中心とした抗リウマチ剤や生物学的製剤、低分子化合物をはじめとする標的治療薬を用い、寛解を目標とした治療を行っています。その他の疾患についても副腎皮質ステロイド薬だけでなく、免疫抑制薬、生物学的製剤を代表とする標的治療、大量γグロブリン療法などの薬物治療を中心とし、最新のエビデンスやガイドラインに基づいて治療を行っています。膠原病内科は専門性が高い領域ですが、島根県内では当院が入院ベッドを有する唯一の専門医療機関となっています。東西に長く、高齢化、過疎化が進んだ島根県において、県内どの地域に住んでいらっしゃる人にも安心して適切な治療を受けていただけるよう、地域の医療機関との病診連携体制の構築にも力を入れており、成果をあげています。

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