※各部署の情報は2025年7月1日現在です。
センター長 竹谷 健 教授
島根県唯一の地域小児救命救急センターを開設しました。
重篤な小児救急に 24 時間対応し、子どもの命を守る拠点として取り組みます。
三次医療圏である島根県内の重症小児救急患者を地域小児救命救急センターに集約することで、救命率の向上や後遺症の軽減に努めます。センターでは、小児救命救急医療に対応可能な専門医がチームで迅速な治療を行い、必要に応じて他県の PICU(小児集中治療室)への広域搬送を実施することで、より高度で専門的な治療が可能となります。また、若手医師を他県の PICU に派遣することで、実践的な技術や搬送対応の習得を図り、島根県内における小児救急医療の質の向上と体制の維持・発展につなげていきます。
急性呼吸不全や循環不全に対する集中治療、小児の脳神経・心臓・胸腹部の緊急手術、急性脳炎や脳症への神経集中治療など、重篤な小児救急疾患に対応しています。また、自己免疫疾患に対する血漿交換や透析治療、さらに重症外傷、中毒、熱傷など多岐にわたる重症例に対して、高度な医療体制と専門スタッフによる迅速かつ適切な治療を提供し、救命と後遺症の最小化を目指しています。
島根県内の子どもの救急体制図
小児のECMO
集中治療室で治療した小児患者数