※各部署の情報は2025年7月1日現在です。
診療科長 中田 朋宏 教授
山陰地方で唯一の小児心臓血管外科手術を実施する施設です。
新生児から成人期まで、幅広く先天性心疾患の外科治療を行っています。
珍しい症例や重症例においても多方面から検討を行い、チームとして治療に当たります。
先天性心疾患をお持ちの、新生児(早産児や低出生体重児を含む)から成人期に至るまでの幅広い年齢層を対象にして、心臓血管外科手術を行っています(写真1)。今までの手術を他の病院で受けられた方で、再手術が必要な患者さんにも対応しています。また正常な心臓をお持ちで他科に入院されている小児患者さんにおいても、循環呼吸不全に陥った場合に使用する循環呼吸補助装置(ECMO)が必要な場合は、当科が装着および離脱を行っています。
先天性心疾患は時に非常な複雑な構造および循環動態となりますので、ご家族へは必ず模式図を用いながら説明することで理解の助けになるようにしています。
小児科、麻酔科、産婦人科、小児外科、心臓血管外科などの他科の先生方や様々なコメディカルの方々と共にチームとして、外科治療に尽力しています。
山陰地方唯一の小児心臓血管外科手術を実施する施設であり、珍しい症例や重症例においても、真摯に患者さんに向き合い、良質な外科治療を提供しています。またそれらの珍しい症例においては、積極的に学会発表や論文などの形で広く発信することで、まだ見ぬ未来の患者さん達の外科治療にも役立つよう心がけています。またそういった症例においては、新規技術も積極的に取り入れて、診断や外科治療に活かすこ
とが出来るよう、心がけています(写真2)。
当院は2021年より総合周産期母子医療センターとなり、また2025年4月より地域小児救命救急センターとなりました。ハード面およびソフト面の充実した当院において、良質な外科治療を提供できるよう、引き続きチームとして尽力いたします。
さらなる情報に関しては、我々のHP(https://pedcardia-surg-shimane-u.jp)をご覧いただけると幸いです。