※各部署の情報は2025年7月1日現在です。

部長 井上 政弥 講師
「輸血療法の実施に関する指針」及び「血液製剤の使用指針」を遵守し、安全で適正な輸血、細胞治療を提供します。
当院輸血部は、輸血療法と細胞治療において、専門的かつ安全な医療の提供ができるよう取り組んでいます。輸血療法では、血液製剤の安全かつ適切な使用のために、臨床検査技師による24時間体制の輸血検査や、病院LAN を用いた保冷庫の温度監視による血液製剤の一元管理を実施しており、自己血輸血にも対応しています。また、日本輸血・細胞治療学会の輸血機能評価認定(I&A)も取得しています。細胞治療では、造血幹細胞移植およびCAR-T(キメラ抗原受容体改変T 細胞)療法に対応した体制を整備しており、幹細胞の採取・処理・保存までを適切に管理を行っています。今後も安全かつ適切な輸血医療及び細胞治療を行うことができる体制の維持発展に努めてまいります。
<緊急輸血>
当院では、緊急輸血に迅速に対応できる体制を整えています。特に高度外傷センターでは、緊急輸血用の血液製剤を常時配置し、大量出血への即応体制を確立しています。さらに、大量出血時に伴う凝固異常に対応するため、大量輸血プロトコール(MTP)の運用に加え、同種クリオプレシピテートの投与体制も構築しています。加えて、ドクターカー出動時には、現場での輸血実施を可能とする体制を備え、病院外でも緊急輸血が行えるよう整備しています。
<自己血輸血>
当院輸血部では、自己血輸血にも積極的に取り組んでおり、輸血部内で採血・保管管理を行っています。2024 年度からは、自己フィブリン糊調製システム(クリオシールシステム)を導入し、患者自身の血液から作製したフィブリン糊を、手術時の止血や組織接着材として提供する体制を整えています。
<細胞治療>
細胞治療では、造血幹細胞移植に必要な体制を整え、細胞治療認定管理師の資格を有する臨床検査技師が、末梢血幹細胞の採取・処理・保存や骨髄液の濃縮、臍帯血を含む幹細胞の凍結保存を適切に実施しています。また、さらに、造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病の治療に用いる同種間葉系幹細胞の管理・運用を行っています。当院は CAR-T 療法の提供が可能な医療機関であり、輸血部では白血球アフェレーシスの実施及び調製・管理を行っています。

