一昨年よりダ・ヴィンチによる肺がんへのロボット支援手術を開始し、今年は区域切除術を開始いたしました。
　肺がん手術の標準術式はがんのある肺葉を切除する葉切除術ですが、昨年、日本から大規模な臨床研究の成果が発表され世界的に認められました。その研究から、肺葉の中の肺がんがある区域のみを切除する区域切除は、葉切除と同等の治療効果があることが分かりました。区域切除は葉切除に比べて切除する肺の量が少ないため、より体に優しい手術術式です。
　肺がんの治療は進行度に応じて異なり、さらにその手術方法は大きさやがん病巣の位置により大きく違います。また、開胸手術か、ＣＣＤカメラを取り付けた器具を胸腔内に入れて行う胸腔鏡下手術かダ・ヴィンチによるロボット手術かは医師の力量や施設の設備だけでなく患者さんのもつリスク因子などによっても様々です。
　当院ではセカンドオピニオン外来も行っておりますので、ぜひご相談ください。

     

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呼吸器外科外来 電話：0853-20-2384