公開日 2025年06月30日
心不全は、心臓の機能が低下し、全身に必要な血液を十分に送ることができなくなる病気です。再入院を繰り返しやすく、高齢化に伴い患者数が急増していることから、「心不全パンデミック」としてその拡大が危惧されています。こうした背景を受けて、心不全の予防や療養指導を担う「心不全療養指導士」の資格が、令和3年に創設されました。
心不全療養指導士は、患者さんが適切な治療を受けながら日常生活を維持できるよう、セルフケア支援や服薬管理、運動療法、食事指導などを、医療チームの多職種と連携して行う役割を担います。
このたび、当院リハビリテーション部の理学療法士3名が同資格を取得しました。これで、当院における心不全療養指導士は計9名(理学療法士4名、看護師1名、薬剤師2名、管理栄養士1名、臨床検査技師1名)となり、心不全の患者さんをバックアップできる体制がさらに強化されました。今後も、専門性を高めたスタッフが一丸となって協力し、心不全患者さん一人ひとりに最適な療養支援を提供できるよう努めてまいります。
参考:心不全療養指導士(日本循環器学会)HP
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【お問い合わせ】リハビリテーション部 TEL:0853-20-2457