公開日 2026年09月18日
当院循環器内科は、日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)が運用する経皮的卵円孔開存(PFO)閉鎖術の施設認定を取得し、当院で治療できる体制を整備しました。
PFO(卵円孔開存)とは、胎児期に心臓の左右をつないでいる小さな穴が、生まれた後も閉じずに残っている状態で、成人の20~25%に見られると言われています。多くの場合無症状ですが、この穴を通って血栓が脳に流れ、脳の血管が詰まり脳梗塞を引き起こすことがあります(奇異性塞栓)。特に、原因を特定できない潜因性脳梗塞では、PFOが原因の一つとなることがあります。
PFO閉鎖術は、カテーテルを用いて心臓内の穴をふさぎ、脳梗塞の再発予防を目指す治療です。ただし、PFOが見つかったからといってすべての方が治療の対象となるわけではありません。当院では、循環器内科と高度脳卒中センターが定期的にカンファレンスを行い、脳梗塞の経過や画像所見、心エコー検査所見などをもとに、治療が適しているかどうか慎重に判断しています。
若年~中年の脳梗塞で原因が明らかでない場合や、奇異性塞栓・PFOの関与が疑われる場合には、かかりつけ医を通じてお気軽にご相談ください。


治療イメージ(カテーテルで器具を挿入し穴を閉じる)
※潜因性脳梗塞に対する経皮的卵円孔開存閉鎖術の手引き第2版より
【お問い合わせ】循環器内科(医局)TEL:0853-20-2249