部長 鬼形 和道 教授
ひとつだけではない『答え』
相談者に寄り添いともに考えます。
~ 私たちは相談者のサポーター ~
医師5 名と認定遺伝カウンセラー®2 名で遺伝に関するあらゆる悩みについて診療と遺伝カウンセリングを行っています。相談いただいている疾患は、先天性異常症・遺伝性腫瘍・神経・筋疾患・高年妊娠・胎児の異常など多岐にわたります。来談された方々とコミュニケーションを通し、「本当の困りごとや知りたい事」は何だろうとともに整理します。そして、その内容に基づき、遺伝学的根拠に基づいた情報提供を行い、遺伝子検査をご希望の際には一緒にメリット・デメリットを考えるなど、意思決定における支援をさせていただいています。
遺伝子の検査技術は進展し、今や診断や治療に遺伝情報は欠かせないものとなりつつあります。しかし、生まれ持った遺伝情報は「生涯変わらない」「血縁者間で共有する」「将来が予想できる可能性がある」などの特徴があり、遺伝子検査に際しては倫理的側面など慎重に考える必要があります。
1. 遺伝性疾患に関する遺伝カウンセリング
遺伝性疾患及び、がんゲノム医療の二次的所見に関する遺伝カウンセリングを実施しています。保険収載された遺伝子検査に関しましては全てに対応できるよう体制を整えています。
2. 出生前診断・着床前診断に関する遺伝カウンセリング
胎児の病気か心配、流産を繰り返すなど周産期に関連した相談を受けています。
3. 遺伝性疾患の診療に関わる倫理的問題の適正な処理と教育活動
ルールの作成、医療者からの相談、院内外への教育活動を行っています。