※各部署の情報は2026年9月1日現在です。

センター長 金﨑 啓造 教授
肥満症を多職種で総合的に診る専門センター
生活習慣から先端治療まで切れ目なく支援
地域とつながり、継続可能な肥満症医療を提供
肥満症総合ケア・アウトリーチセンター(COCO)は、医学的治療を要する疾患である肥満症を対象に、内科系・外科系診療科と医療系多職種が連携して診療を行う専門センターです。肥満症は、意志の弱さや自己管理だけが原因ではなく、体質、ホルモン、環境、心理的要因などが複雑に関与する疾患です。当センターでは、生活習慣への助言や栄養相談、行動療法を基盤とし、患者さんの状況を丁寧に評価したうえで、必要に応じて薬物療法や外科的治療を含めた総合的な治療方針を提案します。一人で悩みを抱え込むことなく、安心して相談できる場として、患者さんに寄り添った肥満症診療を提供します。
当センターの最大の特徴は、大学病院の強みを生かした横断型診療体制と、「アウトリーチ」を重視した地域連携機能にあります。“ アウトリーチ” とは、専門的な医療や正しい知識を、医療機関の中だけに留めるのではなく、地域や生活の場にまで届けていくという考え方です。肥満症に対する誤解や偏見(スティグマ)によって受診をためらう方も少なくありません。当センターでは、そうした心理的ハードルを下げ、誰もが安心して医療につながれる環境づくりを重要な使命と考えています。内科・外科・精神科・小児科など複数の診療科に加え、管理栄養士や看護師など多職種が連携して診療を行い、地域医療機関や保健所と協働しながら、紹介・逆紹介や情報共有を通じて、地域全体で肥満症を支える体制構築を目指しています。さらに教育・研究部門とも連動し、正しい理解の普及と肥満症医療の質向上に取り組んでいます。
