診療科長 稲垣 正俊 教授
『児童・思春期』『周産期』『睡眠』『ストレス』『もの忘れ』『リエゾン』などの特殊外来を充実させ、専門性の高い精神科医療を提供し、地域貢献を進めています。
また、リエゾンチームの活動を通じて、高度外傷センター・救命救急センター、緩和ケアチーム、子どものこころ診療部、周産期管理チーム、血液内科(造血幹細胞移植)、泌尿器科(腎移植)、認知症疾患医療センター、周術期管理チームなどの他科との連携を強化しています。
院内の各診療科、および他の医療機関と連携を図り、島根県の精神科医療に貢献したいと考えています。
<入院診療>
急性期の治療、および身体疾患を合併した精神障害の治療を行っています。身体科との連携を強化しています。薬物療法に抵抗性の精神疾患( 統合失調症、うつ病) に対して修正型電気けいれん療法を行っています。医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、臨床心理士などの多職種チームによる支援を行っています。
<外来診療>
思春期から老年期において幅広い精神障害の診断・治療を行っています。コンサルテーション・リエゾン診療にも力を入れており、他の診療科と連携しながら診療を行っています。医師の診療の他に、臨床心理士によるカウンセリングを受けることも可能です。特殊外来を含めて、予約制を導入していますが、緊急の対応にも備えています。地域との連携を重視しており、他の医療機関との連携をはかり診療を進めています。
各診療科と連携を図り、以下のような特殊性・専門性の高い精神科医療を展開しています。
● 治療抵抗性の統合失調症、うつ病に対する修正型電気けいれん療法(麻酔科、各身体科との連携)
● 治療抵抗性の統合失調症に対するクロザピン治療(内分泌代謝内科、血液内科との連携)
● 児童・思春期の精神疾患に対する診断・治療(子どものこころ診療部との連携)
● 摂食障害に対する診断、治療(栄養療法・行動療法)(小児科、栄養治療室、各身体科との連携)
● 周産期メンタルヘルスに関する治療(周産期管理チームへの参加)
● 血液内科(造血幹細胞移植)・泌尿器科(腎移植)におけるメンタルサポート
● 緩和ケアにおけるメンタルサポート(緩和ケアチームへの参加)
● 過眠症などの睡眠障害に対する診断・治療(呼吸器・化学療法内科との連携)
● 認知症に対する診断・治療(認知症疾患医療センターとの連携)
● 周術期におけるリエゾンサポート(周術期管理チームへの参加)
● 精神科救急における自殺予防対策(高度外傷センター・救命救急センターとの連携)
● コンサルテーション・リエゾン精神医療の展開(精神科リエゾンチーム)